2010年9月19日
金ジョンウン「後継」を一般党員が学習と『東京新聞』が報道
19日の主要各紙は、菅改造内閣支持率が60%台を確保し、国民にほぼ受け入れられていることを示すとともに、脱小沢の閣僚人事も70%前後の国民に支持されていると伝えている。「政治とカネ」をめぐる小沢元幹事長への疑惑と不信が根強かったことを改めて浮き彫りにしている。
そうしたなかで、東京新聞はソウル発で、首都ピョンヤンの一般党員が「金ジョンウン同志の卓越した手腕と指導者としてのすぐれた資質を学習させられている」とする実情を紹介している。これが事実とすれば、三男ジョンウンへの権力継承は確実で、既成事実としてとらえてよいだろう。ところで、「9月上旬に開催と伝えられた党代表者会」は19日現在、まだ開幕が確認されていない。開催が遅れている理由としては、水害が予想以上の規模だったこと、金正日総書記の健康状態が思わしくないことなどが推測されているが、定かではない。北朝鮮はすべてが秘密主義なので、あれこれと推測するしかない。
なお、21日の朝鮮中央通信は、党代表者会の28日開催を確認した。ただし遅延の理由は明らかにされていない。