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プロフィール

吉田 康彦

吉田 康彦

1936年東京生まれ
埼玉県立浦和高校卒
東京大学文学部卒
NHK記者となり、ジュネーヴ支局長、国際局報道部次長などを歴任

1982年国連職員に転じ、ニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンに10年間勤務

1986−89年
IAEA (国際原子力機関)広報部長

1993−2001年
埼玉大学教授
(国際関係論担当)
2001-2006年
大阪経済法科大学教授
(平和学・現代アジア論担当)

現在、
同大学アジア太平洋研究センター客員教授

核・エネルギー問題情報センター常任理事
(『NERIC NEWS』 編集長)

NPO法人「放射線教育フォーラム」顧問

「21世紀政策構想フォーラム」共同代表
(『ポリシーフォーラム』編集長)

「北朝鮮人道支援の会」代表

「自主・平和・民主のための国民連合・東京」世話人

日朝国交正常化全国連絡会顧問

学歴・職歴

北朝鮮人道支援の会

  • 設立宣言
  • 活動実績
  • 入会申込書
  • 代表・役員
  • ニューズレター

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主張・提言・コメント
TOP > 主張・提言・コメント > 民主党政権ようやく脱原発路線を打ち出す

2012年9月14日

民主党政権ようやく脱原発路線を打ち出す

野田内閣は9月14日、ようやく脱原発路線に踏み切った。2030年代に原発稼働ゼロを実現するために、あらゆる政策・資源を投入するというのだが、たとえば使用済み燃料からプルトニウムを取り出す「再処理」をどうするのか、つまり核燃サイクルを完全に放棄するのか、あるいは高レベル放射性廃棄物処理問題をどう解決するのかなど、これを補完する政策は不明確なままだ。政府は再処理事業は継続したい方針のようだが、将来的に脱原発が実現すれば再処理の必要はなくなる。

矛盾点が少なくない。私は段階的脱原発を唱えてきた立場上、、大筋で賛成だ。「再処理」事業は断念して使用済み燃料は直接処分するのがよいと思うが、推進路線に協力してきた地元の説得など、軌道修正の完成にはまだまだ時間がかかりそうだ。原子力推進路線からの撤退は紆余曲折をたどりそうだ。「脱原発」も容易ではないことを政府も国民も知るべきだ。

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