2012年11月29日
日朝関係打開のために対朝政策の転換を望む
今月中旬、モンゴルのウランバートルで開催された局長級の日朝実務者協議でも、拉致問題をめぐる協議継続について、
議論は進展せず、平行線に 終わった。当然である。北朝鮮では「拉致問題は解決済み」ということで、国内世論が統一されているのだから。
その調子では、何回協議しても時間の浪費でしかない。協議の行き詰まりを打開するには、日本側が柔軟性を示し、政策の大転換をする以外にない。横田夫妻もいつまでも元気ではいられない。拉致問題解決を国交正常化の前提条件とする限り、事態の打開はあり得ない。
この際、思い切って前提条件から降ろし、最終的に”解決”している限り、国交正常化に応じ、制裁を解除し、経済協力供与にも応じることだ。それ以外に行き詰まり打開の道はない。