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プロフィール

吉田 康彦

吉田 康彦

1936年東京生まれ
埼玉県立浦和高校卒
東京大学文学部卒
NHK記者となり、ジュネーヴ支局長、国際局報道部次長などを歴任

1982年国連職員に転じ、ニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンに10年間勤務

1986−89年
IAEA (国際原子力機関)広報部長

1993−2001年
埼玉大学教授
(国際関係論担当)
2001-2006年
大阪経済法科大学教授
(平和学・現代アジア論担当)

現在、
同大学アジア太平洋研究センター客員教授

核・エネルギー問題情報センター常任理事
(『NERIC NEWS』 編集長)

NPO法人「放射線教育フォーラム」顧問

「21世紀政策構想フォーラム」共同代表
(『ポリシーフォーラム』編集長)

「北朝鮮人道支援の会」代表

「自主・平和・民主のための国民連合・東京」世話人

日朝国交正常化全国連絡会顧問

学歴・職歴

北朝鮮人道支援の会

  • 設立宣言
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  • 入会申込書
  • 代表・役員
  • ニューズレター

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北朝鮮
TOP > 北朝鮮 > オバマ演説と拉致問題

2009年11月16日

オバマ演説と拉致問題

オバマ米大統領の東京演説は、概して総花的で、4月のプラハ演説、6月のカイロ演説に匹敵するような歴史的意義には乏しい内容だった。北朝鮮問題でも、基本方針の繰り返しにとどまった。ボスワース特使の訪朝の結果待ちということのようだ。

拉致問題については、オバマ大統領が北朝鮮への対話呼びかけの中で触れたことを評価する向きが多いが、決して拉致問題の”解決”を呼びかけたものではないことに注目する必要がある。

オバマ氏は「北朝鮮との完全は関係正常化は、拉致被害者の家族が十分な説明を受けたのちに、はじめて実現する」(Full normalization with its neighbors can also only come if Japanese families receive a full accounting of those who have been abducted.) と述べたにとどまり、決して「解決しない限り実現しない」とは言っていない。「北朝鮮は十分に説明していない」というのが現状認識だ。

「拉致被害者の全員救出」を”解決”の条件とする日本政府の立場がいかに非現実的かを米側は知っているからだ。

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