テーマ別

プロフィール

吉田 康彦

吉田 康彦

1936年東京生まれ
埼玉県立浦和高校卒
東京大学文学部卒
NHK記者となり、ジュネーヴ支局長、国際局報道部次長などを歴任

1982年国連職員に転じ、ニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンに10年間勤務

1986−89年
IAEA (国際原子力機関)広報部長

1993−2001年
埼玉大学教授
(国際関係論担当)
2001-2006年
大阪経済法科大学教授
(平和学・現代アジア論担当)

現在、
同大学アジア太平洋研究センター客員教授

核・エネルギー問題情報センター常任理事
(『NERIC NEWS』 編集長)

NPO法人「放射線教育フォーラム」顧問

「21世紀政策構想フォーラム」共同代表
(『ポリシーフォーラム』編集長)

「北朝鮮人道支援の会」代表

「自主・平和・民主のための国民連合・東京」世話人

日朝国交正常化全国連絡会顧問

学歴・職歴

北朝鮮人道支援の会

  • 設立宣言
  • 活動実績
  • 入会申込書
  • 代表・役員
  • ニューズレター

リンク

主張・提言・コメント
TOP > 主張・提言・コメント > サマータイムを即時実施せよ

2011年3月30日

サマータイムを即時実施せよ

私は欧米社会で通算13年を過ごしたが、サマータイム即時実施に賛成だ。従来、(1)緯度の低いい日本列島では節電・省エネ効果があまりないこと、(2)各家庭に配備されているデジタル機器が多く、時刻をずらすが煩わしいと思う日本人が多いこと、(3)企業が便乗して労働強化を強いる結果、しわ寄せが労働者にいくこと、などの理由で、政府も実現一歩手前で実施に踏み切れなかった。

しかし、今はそんなことは言っていられない。東電は、電力事情逼迫のため、今夏も計画停電の延長・強化を今から予告しており、日本国民は“暑い夏”を覚悟しなければならない。そのためには、たとえ効果は少なくとも、手近な手段の省エネ方法があれば採用すべきだ。私の経験から、サマータイムは煩雑なものではない。1時間でも早寝早起きするのは健康に良いし、いまさら労働強化の理由にはならない。

日本も、戦後まもない1948年にGHQ(連合軍総司令部)の指導でサマータイムを導入したことがあるが、当時は政府当局、企業側の労働強化策に勤労者側が反発して長続きしなかった。今は時代が違う。1パーセントでも省エネ効果があれば実施すべき時だ。欧米諸国はすでに春分の日から今年のサマータイムを導入している。「善は急げ」だ。

新刊案内

最新刊
北朝鮮を見る、聞く、歩く

北朝鮮を見る、聞く、歩く
(平凡社新書500)
【定価800円+税】

「北朝鮮」再考のための60章

「北朝鮮」再考のための60章
(明石書店)
【定価2000円+税】

「北朝鮮核実験」に続くもの

「北朝鮮核実験」に続くもの
(第三書館)
【定価1200円+税】

国連改革

国連改革
(集英社新書)
【定価700円+税】

21世紀の平和学

編著 『21世紀の平和学
(明石書店)
【定価2400円+税】

現代アジア最新事情

編著 『現代アジア最新事情
(大阪経済法科大学出版部)
【定価2600円+税】

国連安保理と日本

訳著 『国連安保理と日本
(岩波書店)
【定価3000円+税】

動き出した朝鮮半島

共著 『動き出した朝鮮半島
(日本評論社)
【定価2200円+税】