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プロフィール

吉田 康彦

吉田 康彦

1936年東京生まれ
埼玉県立浦和高校卒
東京大学文学部卒
NHK記者となり、ジュネーヴ支局長、国際局報道部次長などを歴任

1982年国連職員に転じ、ニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンに10年間勤務

1986−89年
IAEA (国際原子力機関)広報部長

1993−2001年
埼玉大学教授
(国際関係論担当)
2001-2006年
大阪経済法科大学教授
(平和学・現代アジア論担当)

現在、
同大学アジア太平洋研究センター客員教授

核・エネルギー問題情報センター常任理事
(『NERIC NEWS』 編集長)

NPO法人「放射線教育フォーラム」顧問

「21世紀政策構想フォーラム」共同代表
(『ポリシーフォーラム』編集長)

「北朝鮮人道支援の会」代表

「自主・平和・民主のための国民連合・東京」世話人

日朝国交正常化全国連絡会顧問

学歴・職歴

北朝鮮人道支援の会

  • 設立宣言
  • 活動実績
  • 入会申込書
  • 代表・役員
  • ニューズレター

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主張・提言・コメント
TOP > 主張・提言・コメント > 北朝鮮の”人工衛星”打ち上げ成功を祝す

2012年12月16日

北朝鮮の”人工衛星”打ち上げ成功を祝す

北朝鮮が“人工衛星”発射に成功し、「銀河3号」は地球を回る軌道に乗っているようだ。

米政府当局は「不安定ながら地球を回る軌道に乗っっている」と発表した。北朝鮮としては打ち上げの目的を達したことになり、それはそれで祝福に値する。ただし、衛星発射の技術がそのまま米大陸攻撃の長距離ミサイル技術に行かせることも事実であり、その限りでは「国連安保理決議違反」だ。その意味では、今後の米朝関係の推移が今回の出来事の意味を左右する。米朝が敵対関係にある限り、国際社会が警戒の念を解かないのは仕方ない。

米メディアが今回の発射体を「ロケット」と呼び、「ミサイル」と区別しているのは正しい。この点、馬鹿の一つ覚えのように、「ミサイル」と呼び続けている日本のメディアは時代錯誤だ。

北朝鮮が国際社会の理解を得るためには、NPT(核不拡散体制)に復帰し、IAEA(国際原子力機関)の保障措置(査察)を受け入れねばならない。北朝鮮当局がIAEA査察官のピョンヤン復帰を認めるなら、今回の「人工衛星打ち上げ」を心から祝福しよう。

 

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